外あそびの時、一人の年少の子どもが「さくらんぼを取ったよ」と言って見せてくれました。「これはね、サクランボではなくて茱萸の実よ。」と私。 と言いながらも私は、園内に茱萸の木があるという事をまだ知りませんでした。しかも傍に行くと、実はたくさん色づいているではありませんか。そこに集まっている子どもたちと一緒に収穫をしました。「真っ赤になっている実だけ取るんだよ。」という先生の言葉で、子どもたちは赤い実を選んで取っていました。すぐ横にあるユスラ梅も赤くなっていて、間違えそうになっている子どももありました。
たくさん取れたので、水で洗ったあと放送で、年長組の子どもが「ぐみの実を食べたい人は並びましょう。」と言うと、すぐに長い行列ができました。一つずつもらった茱萸を食べた感想は、「おいしい!」「甘いよ」「すっぱ~い!」と様々でしたが、子どもたちにとって素晴らしい体験だと思います。
園長 藤原順子